6年目の今、感じているシステムエンジニアという仕事の醍醐味と難しさ-エンジニアA-

\こんにちは。エンジニアのAです。
システムエンジニアとして入社してから、気づけば6年が経ちました。あっという間だったようにも感じますが、振り返ると、この6年間にはさまざまな変化や学びがありました。今回は、節目として「6年目の今、感じていること」を少し書いてみたいと思います。
入社して間もない頃は、とにかく「指示された通りにコーディングする」「動くものを納期に間に合わせる」ことが精一杯でした。技術的な知識も経験も少なく、レビューで指摘を受けては落ち込んで…の繰り返し。それでも、一つひとつのタスクに真摯に取り組む中で、少しずつ全体像が見えてくるようになりました。
3年目を過ぎた頃から、要件定義や設計といった“上流工程”にも関わるようになり、技術力だけでなく「ヒアリング力」や「提案力」の重要性を強く感じるようになりました。クライアントと直接対話しながら、本質的な課題を整理し、どういう仕組みなら業務が楽になるかを一緒に考えていく――このプロセスは、単にコードを書く以上にやりがいがあり、同時に責任の重さも感じます。
例えば、最近担当した物流系の案件では、現場で働く方々の声を何度もヒアリングし、「とにかく使いやすくしてほしい」という要望に応えるために、UIを極限までシンプルにし、マニュアルいらずの操作設計を心がけました。エンジニア視点では「この機能は当たり前」と思っていたものも、現場の人には“複雑な操作”であることもあり、利用者目線を持つことの大切さを実感しました。
また、技術的な知識や経験が増えると同時に、後輩やチーム全体を見渡す力も求められるようになってきました。最近ではプロジェクトリーダーとして、スケジュール管理やコードレビュー、メンバーのフォローなど、業務の幅がぐっと広がりました。「自分だけが頑張ればいい」という時期は過ぎ、今は「チーム全体で成果を出す」ことの難しさと向き合っています。
システム開発という仕事は、正解がひとつではなく、常に「最適解」を探し続ける営みだと思います。プロジェクトによって要件も環境も異なり、時にはトラブルも避けられません。ですが、クライアントから「このシステムがあって助かった」と言っていただけたとき、自分たちの仕事が誰かの役に立っていると実感できる瞬間があります。それが、この仕事を続けていく原動力になっている気がします。
6年目を迎えた今でも、自分は“完成形”にはほど遠いと感じています。技術の進歩は日進月歩で、学び続ける姿勢を忘れた瞬間に、すぐに取り残されてしまう。そんな危機感も持ちながら、これからも地道に、でも確実に、スキルも人間性も磨いていきたいと思います。
これからエンジニアを目指す方、若手のメンバー、あるいは同じように中堅になりつつある方にとって、少しでも共感や参考になれば幸いです。

\こんにちは。エンジニアのAです。
システムエンジニアとして入社してから、気づけば6年が経ちました。あっという間だったようにも感じますが、振り返ると、この6年間にはさまざまな変化や学びがありました。今回は、節目として「6年目の今、感じていること」を少し書いてみたいと思います。
入社して間もない頃は、とにかく「指示された通りにコーディングする」「動くものを納期に間に合わせる」ことが精一杯でした。技術的な知識も経験も少なく、レビューで指摘を受けては落ち込んで…の繰り返し。それでも、一つひとつのタスクに真摯に取り組む中で、少しずつ全体像が見えてくるようになりました。
3年目を過ぎた頃から、要件定義や設計といった“上流工程”にも関わるようになり、技術力だけでなく「ヒアリング力」や「提案力」の重要性を強く感じるようになりました。クライアントと直接対話しながら、本質的な課題を整理し、どういう仕組みなら業務が楽になるかを一緒に考えていく――このプロセスは、単にコードを書く以上にやりがいがあり、同時に責任の重さも感じます。
例えば、最近担当した物流系の案件では、現場で働く方々の声を何度もヒアリングし、「とにかく使いやすくしてほしい」という要望に応えるために、UIを極限までシンプルにし、マニュアルいらずの操作設計を心がけました。エンジニア視点では「この機能は当たり前」と思っていたものも、現場の人には“複雑な操作”であることもあり、利用者目線を持つことの大切さを実感しました。
また、技術的な知識や経験が増えると同時に、後輩やチーム全体を見渡す力も求められるようになってきました。最近ではプロジェクトリーダーとして、スケジュール管理やコードレビュー、メンバーのフォローなど、業務の幅がぐっと広がりました。「自分だけが頑張ればいい」という時期は過ぎ、今は「チーム全体で成果を出す」ことの難しさと向き合っています。
システム開発という仕事は、正解がひとつではなく、常に「最適解」を探し続ける営みだと思います。プロジェクトによって要件も環境も異なり、時にはトラブルも避けられません。ですが、クライアントから「このシステムがあって助かった」と言っていただけたとき、自分たちの仕事が誰かの役に立っていると実感できる瞬間があります。それが、この仕事を続けていく原動力になっている気がします。
6年目を迎えた今でも、自分は“完成形”にはほど遠いと感じています。技術の進歩は日進月歩で、学び続ける姿勢を忘れた瞬間に、すぐに取り残されてしまう。そんな危機感も持ちながら、これからも地道に、でも確実に、スキルも人間性も磨いていきたいと思います。
これからエンジニアを目指す方、若手のメンバー、あるいは同じように中堅になりつつある方にとって、少しでも共感や参考になれば幸いです。