株式会社エイチトラスト

「なんとなく不便」な業務システムを根っこから解決！プロが教える「問題発見」と「要件定義」の鉄則

社員ブログ 2025.08.25

業務システムの問題発見と要件定義の鉄則を図解するエイチトラストのブログサムネイル

こんにちは、マーケティング部Tです。
「うちの業務システム、なんだか使いづらい…」「非効率な作業が多いのは分かっているけど、どこから手をつければいいか分からない」

そう悩んだこと、ないでしょうか？

多くの企業様が抱える業務システムの課題は、実は「なんとなく不便」という感覚的な部分に潜んでいます。この「なんとなく」を放置したまま開発を進めても、真の課題解決にはつながりません。

今回は、「問題発見力」と「提案力」「実現力」を強みとするWeb系システム開発のプロフェッショナル集団です。今回は、真の課題解決につながるシステム開発のスタートライン、「問題発見」と「要件定義」におけるプロの視点と鉄則をご紹介します。

鉄則1：真の「問題」は「不満」の奥にある

業務システムの問題発見に必要な「不満」「問題」「真の課題」の関係性を示した氷山モデルの図 — 表面的な「不満」に惑わされず、水面下の「真の課題」を見つけ出すことが、エイチトラスト流の問題発見力です。

お客様が口にする「〇〇が欲しい」という要望は、たいてい「現状の不満」を解消するための手段にすぎません。

例えば、「新しいデータ入力画面が欲しい」という要望の裏には、「今の入力作業に時間がかかりすぎる」という不満があり、さらにその根底には「入力後のデータ集計に手間がかかる」という真の業務上の問題が隠れているケースが多くあります。

弊社の開発プロセスでは、まずお客様の業務フローに深く入り込み、お客様自身も気づいていない潜在的なボトルネックを見つけ出すことに全力を注ぎます。この問題発見力こそが、後々の開発コスト削減と効果最大化の鍵となります。

鉄則2：システムの「目的」を言語化する

問題が特定されたら、次に重要なのは「要件定義」です。ここで陥りがちなのが、「機能の一覧」を作るだけで終わってしまうことです。

真に成功する要件定義とは、「このシステムは何のために存在するのか？」という目的を明確に言語化することから始まります。

単なる機能リストではない：「請求書を自動発行する機能」
目的が明確な要件定義：「請求書発行にかかる月間〇〇時間の残業をゼロにし、ミスによる差し戻し率をX%削減する」

株式会社エイチトラストでは、この「目的」に立ち返り、お客様のビジネス成長に直結する具体的なアウトカム（成果）を設計に組み込みます。これが、ただ動くだけでなく「ビジネスを変えるシステム」を実現する提案力です。

鉄則3：技術選定は「実現力」のために行う

問題と目的が明確になったら、いよいよ技術的なアプローチを決定します。

豊富な開発実績を持つ弊社では、業務システムやECサイト、ポータルサイトなど、幅広い分野で、PythonやPHP (Laravel)、Ruby、Javascriptといった最新のOSS（オープンソースソフトウェア）や、AWS、GCPなどのクラウドインフラを駆使します。

重要なのは、お客様の要件と予算、そして将来的な拡張性を考慮し、最適な技術を組み合わせる**「実現力」です。私たちは、お客様の課題解決という目的を確実に達成するため**に、常に最適な技術スタックを選定・提案します。